こんにちは！半田貞治郎です。
Googleは6月19日から、日本で新たな「ハッシュタグ検索」機能を開始しました。これにより、例えば「#神保町グルメ」と検索すると、ソーシャルメディアやYouTube、ブログなどの最新の検索結果が表示され、トレンドやニッチな内容を確認できます。
従来のGoogle検索では、特定のキーワードを検索し、最新の情報や回答を調べることができました。例えば、「チョコレート」と検索すると、チョコレートの作り方や種類、購入先などが結果に表示されます。しかし、新たなハッシュタグ検索では、「#チョコレート」と検索することで、ソーシャルメディアやYouTube、オンライン雑誌、ブログなどから最新のコンテンツが表示され、トレンドやよりニッチな内容を知ることができます。
この新機能は、ソーシャルメディアで人気のテーマやリアルタイム性の高い話題に対して、通常の検索とは異なる発見を提供します。例えば、「#韓国コスメ」や「#中目黒グルメ」などの検索では、最新のコスメの話題やグルメ情報に関する情報やアップデートが得られます。検索結果には、X（旧Twitter）やInstagram、TikTokなどの関連コンテンツが表示されますが、対応するソーシャルメディアの詳細は非公開です。
また、検索結果ページには、トピックをより深掘りできる関連ハッシュタグの提案も表示されます。例えば、「#チョコレート」に対して「#麦チョコ」が表示され、関連情報をさらに調べることができます。
このハッシュタグ検索は、日本で先行してスタートし、現状では日本語環境のみで対応しています。日本や韓国など東アジアでのハッシュタグ利用が多く、独自の文化を形成しているため、日本での先行提供が決定されました。
Google検索担当の村上臣氏は、「日本や韓国では、雑誌やテレビなどネットの外でもハッシュタグが表現として使われており、これはかなり独特な状況です。ハッシュタグ自体が定着しており、それが検索ニーズにもつながっています」と述べています。
Googleが行った世界6カ国の調査では、日本では最新のトレンドや自分の興味関心を深く知りたいというニーズが非常に高いことが分かりました。こうしたニーズに応えるために「ハッシュタグ検索」が開発されました。
19日には、日本におけるGoogleの活動を紹介する「Google for Japan」が開催され、Google検索における新たな降雨予測機能「Googleナウキャスト」や、日本におけるAIの取り組みなどが紹介されました。
Citations:
[1] https://blog.google/intl/ja-jp/products/explore-get-answers/search-japan-nowcast-hashtag/
[2] https://translate.google.com/?hl=ja&op=websites&sl=en&tl=ja
[3] https://support.google.com/accounts/answer/32047?co=GENIE.Platform%3DAndroid&hl=ja
[4] https://lifepepper.co.jp/korea/tips-serch-engine/
[5] https://news.yahoo.co.jp/articles/0a7c732d4ccfc091af1a0c4d8d6a91fca2a54c6e
