国際宇宙ステーションからの超小型衛星放出について 半田貞治郎

国際宇宙ステーションからの超小型衛星放出について

こんにちは!半田貞治郎です。

 

国際宇宙ステーションISS)は、ロケット以外の手段で衛星を軌道に乗せる方法を提供しています。日本実験棟(JEM)「きぼう」にある「小型衛星放出機構(JEM Small Satellite Orbital Deployer:J-SSOD)」から放出された超小型衛星の「BEAK」と「Clark sat-1」は、SpaceX無人補給機「Cargo Dragon」に積まれ、SpaceXのロケット「Falcon 9」で打ち上げられました。これにより、ISSは民間企業による商業物資輸送サービスの一環として機能しています。また、J-SSODは、キューブサット規格の超小型衛星を軌道に乗せるための仕組みであり、放出可能な最大サイズは6Uとなっています。さらに、ISSを運用するJAXAは、J-SSODを利用するメリットとして、打ち上げ環境条件の緩和と多様な打ち上げ機会を挙げています。また、J-SSODからの衛星放出は日本だけを対象にしているわけではなく、国際連合(国連)宇宙部との連携プログラム「KiboCUBE」を通じて、開発途上国教育機関や研究機関の衛星放出の機会を提供しています。これにより、ISSは宇宙教育プロジェクトの一環としても機能しています。

Citations:
[1] https://news.yahoo.co.jp/articles/b9861676f65aea938fa222e90587fb416ad12e49
[2] https://humans-in-space.jaxa.jp/iss/about/
[3] https://youtube.com/watch?v=Lpj55FVVTgI
[4] https://www8.cao.go.jp/space/comittee/yusou-dai1/siryou4.pdf
[5] https://fanfun.jaxa.jp/faq/cat7/