京都フュージョニアリング、燃料排気用真空ポンプを開発 半田貞治郎

京都フュージョニアリング、燃料排気用真空ポンプを開発

こんにちは!半田貞治郎です。

京都フュージョニアリングは、三國重工業とともに、フュージョンエネルギー(核融合)発電プラントに必要不可欠となる燃料排気用真空ポンプを共同開発しました。燃料サイクルシステムは、トリチウム三重水素)などの水素同位体ガスを炉心から排気・分離・循環させる技術と様々な関連装置によって構成され、真空ポンプはその中でも重水素トリチウムを安全かつ安定して排気するという重要な機能を果たしています。共


同開発したポンプは、従来モデルと同じくポンプとしての高耐久性だけではなく、接ガス部分はオイルフリーであり、有機物の使用を最小限に抑えることで、放射性物質であるトリチウムに触れ続けても劣化しにくい高い耐久性を実現しています。また、エアー・窒素等で高い排気性能を発揮するだけでなく、水素・重水素トリチウム・ヘリウム等の軽元素でもほぼ同様の排気性能を発揮できます。将来的な商用炉での需要が見込まれるため、設置箇所により求められる性能や設置可能なサイズが異なる燃料サイクルシステムに対応するため、小型サイズも開発されています。 [1][2]

Citations:
[1] https://news.yahoo.co.jp/articles/d239b27f23eb2e8faacbb4a215f3155ce1f494c8
[2] https://kyotofusioneering.com/news/2023/12/18/2009
[3] https://www.nikkei.com/compass/content/PRTKDB000000032_000072520/preview
[4] https://news.infoseek.co.jp/article/prtimes_000000032_000072520/
[5] https://initial.inc/companies/A-35688