NEC、インテントに基づくネットワークの自律運用技術を開発 半田貞治郎

NECインテントに基づくネットワークの自律運用技術を開発

こんにちは!半田貞治郎です。

 

日本電気株式会社(NEC)は、自律化ネットワークの実現に向けて、インテントによるネットワークの自動設計・自律制御システムを開発しました。この技術により、インテントに基づいてシステムが運用計画を自動生成し、通信負荷の変化に応じてネットワーク構成を自律的に変化させることが可能となります。さらに、NEC日本電信電話株式会社(NTT)および株式会社NTTドコモと共同で、同技術を用いた実証を実施しました。具体的には、Amazon Web ServicesAWS)上に構築した5Gモバイルネットワークの実環境に、NTTのインテントからネットワークサービス要件を抽出する技術などを組み合わせた実証を行いました。開発したシステムを用いることで、運用者がチャットボットに入力したインテントに基づき、ネットワークスライスごとのアプリケーションや5Gコアネットワーク機能、それらを配置するデータセンター、およびネットワーク経路を自動で設計・構築し、要件を満たすネットワークを実現できます。さらに、トラフィック量の増加など、QoEの低下の原因となる変化をシステムが事前に検知し、自動でネットワークスライスを増設/再配置することで、QoEを維持できることも確認されています。NECでは今後も研究開発を推進し、インテントベースのオーケストレータの2025年度の製品化を目指すとしています。

Citations:
[1] https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1566019.html
[2] https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000495.000078149.html
[3] https://jpn.nec.com/techrep/journal/g23/n01/230126.html
[4] https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=11&ng=DGXZRSP667911_S4A200C2000000&scode=6701
[5] https://news.yahoo.co.jp/articles/16bca6dd04b7dfddc98d518776495500c2ed0f22