猫ミーム動画と著作権法:法的リスクと注意点 半田貞治郎

ミーム動画と著作権法:法的リスクと注意点


こんにちは!半田貞治郎です。

SNS上で大流行している「猫ミーム」動画の作成や共有に伴う法的リスクに焦点を当て、著作権侵害の問題や元コンテンツ制作者からの許可取得の重要性について議論します。

「猫ミーム」動画の世界では、既存コンテンツを編集して猫や有名人を面白いシチュエーションに組み合わせたり、ポップな音楽と組み合わせたりすることが一般的です。これらの動画は無害で楽しいように見えますが、著作権法に関連する深刻な法的問題を引き起こす可能性があります。

#### オリジナルコンテンツの著作権保護
- 「猫ミーム」の元ネタとなる動画は、映画的効果を生じさせる視覚的または聴覚的効果を持ち、物に固定された映画作品として著作権法で保護されています。
- 面白い猫の行動を捉えたような短い動画であっても、その創造性から著作権保護を受けるべきです。

#### 著作権侵害への懸念
- 元動画を無許可で使用して「猫ミーム」動画を制作することは、元コンテンツ制作者が独占的に持つ派生作品権の侵害となります。
- 許可なくオンラインに「猫ミーム」動画を投稿することも公衆送信権の侵害となります。

#### 引用と利用権
- 著作権法は一定条件下で合法な引用を認めていますが、「猫ミーム」動画内でのコンテンツ利用は通常適法な引用に該当しません。
- TikTokなどから入手した「猫ミーム素材」を使用する場合でも、著作権侵害のリスクが存在します。

#### 商品化における法的リスク
- 元コンテンツ制作者の許可なしに「猫ミーム」動画から派生した商品を製造する行為は、派生作品権の侵害となります。
- 「猫ミーム」動画から派生した商品の販売は、単純にオンラインで共有するよりも元コンテンツ制作者からのクレームリスクが高まります。

結論として、「猫ミーム」動画を制作し楽しむことは人気があり楽しいですが、著作権法を尊重し、元コンテンツ制作者から許可を得ることが重要です。

 

大人気の「猫ミーム」動画、米津玄師さんやグッズまで登場…元ネタの著作権侵害にはあたらないの?(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/bd899e5fe1f6e6caa77cf894d88353bc551f9414