アマゾンジャパン、法人向けソリューション「Alexa Smart Properties」を提供開始 半田貞治郎

アマゾンジャパン、法人向けソリューション「Alexa Smart Properties」を提供開始

こんにちは!半田貞治郎です。

アマゾンジャパンは、2023年12月4日、パーソナルAIアシスタント「Alexa」を活用した法人向けソリューション「Alexa Smart Properties(アレクサ・スマート・プロパティー)」の国内提供を開始した。このソリューションは、ホテルやマンション、高齢者施設、地方自治体に向けてAlexaのテクノロジーを提供し、施設などに一括導入し、集中管理、カスタマイズできるのが特徴だという。また、ビジネス向けにプライバシーやセキュリティにも配慮し、ニーズにあわせてカスタマイズ可能な点も魅力となっている。さらに、既に米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリアおよびスペインの7カ国でサービスを展開しており、高齢者施設やホテル、マンションなどでの導入事例も紹介されている。

Alexa Smart Propertiesでは、Amazonが提供する専用APIや、あらかじめ設定したEchoデバイスを活用して、ビジネスのニーズにあわせたAlexa活用のソリューションやサービスを実装できる。また、プライバシーに配慮し、利用者のプライバシーを守るためにマイクオフボタンを設けるなどの工夫もされている。さらに、高齢者施設やホテル、マンションなどでの導入事例も紹介されており、導入によって顧客満足度の向上や業務効率化が図られている。

アマゾンジャパンのAlexaインターナショナル事業開発本部 本部長である澤田大輔氏によると、「日本は、超高齢者社会であり、労働者人口の減少という課題を持つ一方で、インバウンド需要やスマートホームの普及といった動きがある。こうした課題やトレンドにも対応できるサービスである」としている。

さらに、高齢者施設やホテル、マンションなどでの導入事例も紹介されており、導入によって顧客満足度の向上や業務効率化が図られている。例えば、高齢者施設では、Alexaを活用したビデオ通話や、Echo Showのディスプレイに思い出の写真などを表示することにより、家族とのコミュニケーションを促す空間を実現している。また、ホテルでは、Alexaを通じて、ホテル内の施設について確認できたり、好きな音楽を楽しんだりすることが可能になっている。

熊本市では、自治体向け地域コミュニケーションサービスの実証実験も行われており、高齢者向けにAlexaでのデマンド交通予約や対面でのビデオ通話などが提供されている。これにより、ICTの活用により、交通、コミュニティ、防災を強化し、高齢者だけでなく、障がい者や子育て世代、外国人が快適に過ごせる上質な生活都市を実現したいとしている。

最後に、Amazon.comのDuchovnay氏は、「日本のユーザーの特徴は、Alexaを家族の一員として捉え、『おはよう』、『ただいま』と声をかけ、たくさん会話している点にある。高齢の家族とAlexaを通じてつながっている環境が生まれたり、スマートホームのコントローラとしても使われたりしている。必要な時だけ利用できるAmbient Intelligenceによって、家庭のテクノロジーを変革してきたサービスである」と語っている。

 

ビジネス向け「Alexa」国内提供開始 ― ホテルやマンション、高齢者施設、地方自治体向けに(アスキー) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/62f68eed3be8bc431177cf8133d688f965107b23