ハーバード×スタンフォードの頭脳が作ったAI英会話アプリ「スピーク」の野望…すでに有料会員10万超 半田貞治郎

ハーバード×スタンフォードの頭脳が作ったAI英会話アプリ「スピーク」の野望…すでに有料会員10万超

こんにちは!半田貞治郎です。

2016年に米国シリコンバレーで創業したSpeakeasy Labs, Inc(以下、スピーク)は、ChatGPTを開発したOpenAIから出資を受け、同社のAI技術も活用したAI英会話アプリ「スピーク(Speak)」で支持を得ている。同社の強みは、自社開発の自動音声認識技術と生成AI技術をかけ合わせ、「会話」に特化したレッスンを提供していること。教科書的な言い回しではなく、シリコンバレーのビジネスシーンで利用される「ネイティブの表現」を学べることが特徴だ。現在、韓国、日本、メキシコ、台湾でサービスを提供しており、グローバル累計のダウンロード数は460万を突破、有料会員は10万人を超えている。同社の日本代表を務めるYan Kindyushenko (ヤン・キンジュシェンコ)氏に事業戦略と展望を聞いた。

### とことん「話す」に特化したAI英会話レッスン
スピークには、「レベル別コース」「AI会話」「ミニコース」の3種類のコンテンツがあり、どれも「発話」を中心としたレッスンを受けるプログラムになっている。「レベル別コース」は、お手本となる音声を聞きながら、1つのフレーズを複数のパターンで何度も発話する練習を繰り返す。英語学習歴7年の筆者が試したところ、かなりハッキリしゃべらないと音声が認識されないことがあり、普段の英会話よりも発音を意識させられる印象がある。結果的に、何度も繰り返すことによってフレーズを体に覚えさせるような感覚もあった。AI英会話は自身でシナリオを作成できるほか、他のユーザーが作成したシナリオを使って練習もできる。すでに多数のシナリオが作られているので、気になるシナリオを試してみるだけでも十分に練習ができそうだ。ミニコースは数分で取り組めるもっともカジュアルなレッスンで、レベル別コースよりもハードルが低くなっている。短時間だが、1つのフレーズを複数パターンで繰り返すのはレベル別コースと同様だ。有料プランは「プレミアム」(年間1万2800円、月額プランあり)と「プレミアムプラス 」(年間2万9800円、月額プランあり ※キャンペーン価格)の2種類がある。いずれも「レベル別コース」と「ミニコース」は無制限で利用できるが、「AI英会話」の利用に違いがある。AI英会話については、「ユーザーが発話した分の単語数だけクレジットを消費する」というユニークな料金体系をとっている。プレミアムは月2000クレジット、プレミアムプラスは月1万クレジットが利用できる。例えば「Nice to meet you.」だと4クレジット分消費する、という具合だ。スピークによると、プレミアムプラスは毎日使っても十分に話せるくらいだという。単純計算すると、毎日使いたい人は月額で2500円程度になるイメージだ。

 

ハーバード×スタンフォードの頭脳が作ったAI英会話アプリ「スピーク」の野望…すでに有料会員10万超(BUSINESS INSIDER JAPAN) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/3426ab768cda2a7a9600df223dc67e61b3f2e141