生成AI急進化で悪用懸念も 米IT大手が新機能発表 半田貞治郎

生成AI急進化で悪用懸念も 米IT大手が新機能発表

 

こんにちは!半田貞治郎です。

## 人間並みの機能を披露

【ニューヨーク=小林泰裕】生成AI(人工知能)開発を手がけるオープンAIとグーグル、マイクロソフト(MS)の米主要3社が5月、そろって新たなAIサービスを発表した。人間とほぼ同じスピードで会話に応答したり、会議の進行役を務めたりと「人間並み」に進化した機能を打ち出している。[1][2][4]

オープンAIは13日、新たなAI基盤モデル「GPT-4o」を使い、利用者の状態を音声から推測してアドバイスする様子を披露した。従来は音声応答に3~5秒かかっていたが、新モデルは人間とほぼ同じ0.3秒で応答する。スマートフォンのカメラで撮影した手書き文章を理解して音声で回答する機能もあり、数週間以内にサービスを始める。[5]

グーグルも14日、今年後半から提供を開始する新機能「プロジェクト・アストラ」を発表した。スマホの画面に映ったモノをAIが説明したり、「メガネはどこ?」と尋ねると「リンゴの近くにあるよ」と音声で教えたりする。[4]

MSは21日、AIが会議の進行役などを務める新機能「チーム・コパイロット」を公表した。作業の割り当てやスケジュール管理などプロジェクトマネジャーの役割もこなすといい、今年後半から有料会員向けに導入する。[4]

## 悪用の懸念も広がる  

各社が利便性の向上を打ち出す中、懸念の声も広がっている。例えば、オープンAIの新機能は、声色を様々に変えることができ、悪用されれば詐欺や偽情報の温床となる恐れがある。[5]

13日のオープンAIのデモでは、AIの音声が米女優スカーレット・ヨハンソンさんに似ているとの指摘がネット上で広がった。ヨハンソンさんは「ショックで怒りを感じた」との声明を公表し、法的措置も示唆している。オープンAIは、ヨハンソンさんの声を模したものではないと否定したが、この音声の利用を当面の間、停止する。[5]

Citations:
[1] https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20240522-567-OYT1T50098.html
[2] https://www.yomiuri.co.jp/science/20240522-OYT1T50098/
[3] https://www.yomiuri.co.jp/economy/
[4] https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240522/k10014457131000.html
[5] https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC17D6C0X10C24A5000000/