Copilot+ PCの新機能「回顧」で履歴検索 半田貞治郎

Copilot+ PCの新機能「回顧」で履歴検索

 

こんにちは!半田貞治郎です。

## 新世代AI PCの新機能「回顧」

Microsoftが発表した新しいWindows PCカテゴリ「Copilot+ PC」には、革新的な機能「回顧」(Recall)がプレビュー版として搭載される。[4][5] この機能は、AIを活用して閲覧中の画面を数秒ごとに保存し、後から横断検索できるようにするものだ。

「回顧」は、ユーザーのPCでアクティブな画面のスナップショットを定期的に取得し、暗号化した状態でローカルHDDに保存する。[1] ユーザーはテキスト検索やタイムラインでの確認を通じて、過去に閲覧したコンテンツを効率的に見つけ出すことができる。[4]

この機能は、以前のWindows 10に搭載されていた「タイムライン」の強化版と考えられる。[5] 保存済みのスナップショットから、テキストで横断検索が可能で、検索結果がテキストの場合は要約や翻訳、テキストエディタでの編集などの操作を選択できる。画像の場合は、そのままの編集や、Copilot in Windowsのチャット画面から類似画像の検索・作成ができる。[1]

## AIに最適化された新世代PC

「回顧」機能を実現するCopilot+ PCは、AIの実行力を強化するため、「強力なNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」を搭載している。[5] この新しいPCカテゴリは、AIに特化した設計となっている。

機能の利用には最低256GBのHDDと50GBの空き容量が必要で、256GBのデバイスでは25GBが割り当てられ、約3カ月分のスナップショットを保存できる。[1] DRMで保護されたコンテンツは保存されないが、ブラウザ上で表示されたパスワードや銀行口座番号などの機密情報は、そのままスナップショットに残る可能性がある。[1]

## プライバシーと多言語対応

履歴はローカルのみに保存され共有されず、保存するスナップショットの種類を選んだり、保存したくないアプリを除外したりできる。[1] 保存を一時停止したり、保存済みスナップショットを削除することも可能だ。[1]

「回顧」は日本語、英語、簡体中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語に対応し、160以上の言語でもテキスト検索が可能とされている。[1]

Copilot+ PCは、Microsoftが描く新時代のAI PCの姿であり、「回顧」機能はその中核的な役割を担うことになりそうだ。[1][4][5]

Citations:
[1] https://blogs.microsoft.com/blog/2024/05/20/introducing-copilot-pcs/
[2] https://news.mynavi.jp/article/20240521-2949592/
[3] https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1593101.html
[4] https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2405/21/news095.html
[5] https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1593109.html